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ウイルスに負けないコーヒー収穫: コーヒー記事和訳

コーヒー

こんにちは。

今日は村に行く予定でしたが、昨日の夜からの雨で中止になりました(´・ω・`)

ということでしばらくサボっていた記事の和訳をしました!

相変わらずコロナウイルスネタが多いですが、今年の収穫はコロナの影響でバタバタしているようです。

記事はel colombianoという私が住んでいるアンティオキア県のメディアからの記事を選びました。

早速みていきましょう。

元記事↓

El virus no amargará la cosecha cafetera
Tan difícil como planear una batalla contra un enemigo bravo y traicionero, así de complejo está este año organizar el plan para la cosecha cafetera e...

 

ウイルスに負けないコーヒー収穫

国の経済と健康を危機に晒すコロナウイルスの脅威を受けているアンティオキア県。その南西部に位置する、主要な11の自治体でのコーヒー収穫の計画を練るのは、今年は難しくなりそうだ。

「収穫をしない」というのは唯一考えられない不可能なシナリオであり、それはアンティオキア県の11万8千ヘクタールの農地を持つ94の自治体に暮らす8万世帯のコーヒー農家の生活を崩壊させる事となる。アンティオキア県では年間230万袋(60kg/袋)の収穫があり、大部分は南西部の11の自治体に集中している。

「そのシナリオはバナナに次ぐ2番目の輸出産業であるコーヒー部門を崩壊させること意味します」

アンティオキア県の農業部事務官のロドルフォ・コレアは述べた。

彼は、間近に迫る収穫期の計画を練る為に10日前に組織された事務局のメンバーだが、その計画には様々な段階と関連部門の調整が必要とされる。

今年一番の逆境となるのは、コロナウイルスによるパンデミックであり、感染のピークが収穫期と重なる可能性がある。

セキュリティの様な問題は毎年の事だが、今年のアンティオキア県南西部はドラッグディーラーによる違法武装集団、強盗、殺人の危険が高まっている。

シウダーボリバルでルイス・フェルナンド・スアレス知事によって6月24日に開催された安全保障理事会で明かにされた数字によると、2019年全体の殺人件数が22件なのに対し、今年はこの日の次点で既に149件と40%の上昇が報告された。

 

パンデミックに対して

アンティオキア県のコロナウイルス部門担当であるレオポルド・ヒラルド氏にとっての大きな課題は、県外から来る4万人と県内在住の3万2千人、計7万2千人ものコーヒーピッカーの移動をどうコントロールするかになるだろう。

「事務局は感染リスクをどう減少させるかについての問題を解決させなければいけません。もし、誰かがウイルスに感染した状態で派遣されてきた場合、その場で隔離できるようにしておかなければなりません。彼らは自覚症状があっても仕事を失うのを恐れ報告してこないからです。しかしながら、最大のリスクは農園と収穫にあるのです。」

それは生産者、市長、県の様々な事務局、警察、軍隊、コーヒーピッカーを輸送する運送組合が参加するパズル組み立てていく様なものだ。

ヒラルド氏は適切に作られた計画には、国勢調査によってそれぞれがどこに住んでいるのかを把握する能力が必要であり、住民が他の街や村へ移動する事なくその場に留まるようにしなければならないと指摘する。

「それはとてもリスクがあることだと認識していますが、より安全な方法で収穫を行う事が我々の課題です」と続けた。

 

宿舎

しかし、7万2千人ものコーヒーピッカー(県内2つの自治体の人口を合わせた数と同等の人数)が全員がコロナ対策のルールを守り、ウイルスを広めないという保証はあるのだろうか?

コーヒー生産者委員会の事務局長であるアルバロ・ハラミージョ・グスマン氏は、アンティオキア県南西部の大半の所有地が5〜10ヘクタール程度の中くらいの大きさで、通常の状態で約100人のピッカーを収容できるほどの大きさだと述べた。

全所有地の3%が20ヘクタール以上の大規模農場に区別され、200人以上のピッカーのためのスペースが確保できる。

通常このような農園のピッカーには宿舎が用意されるが、今期はインターネットの様な簡単なメリットを用いてピッカーを集めやすくしようと試みている。

「コーヒーピッカーは1キロ当たりの支払い額を天秤にかけ働く農家を選びますが、テレビやWi-Fiの有無も考慮されます」ハラミージョ氏は言った。

しかしながら、政府が設定したコロナ対策のルールでは、2人以上を宿舎に収容してはいけないことになっており、更に2段ベッドがあっても1人以上はそこで寝ることができないのである。

だが、これは収穫を妨げる問題ではない。

年間230万袋の目標を達成する為には、あと150万袋以上を収穫しなければいけないのだ。5月のサブ収穫期に既に70万袋の収穫があり、大きな収穫期はいつも後半にやってくる。

「我々は銀行・支払いの形式化を高める為に、地域に籍を置いた金融機関を探しています。」農業長官は強調した。

生産者はこういった経験がないので、農家にとって感染者が敷地内の宿舎に住むことは、問題をコントロール出来なくなる恐れがあるということを意味する。その為、地域の健康課は、もしコロナウイルスの感染者がでた場合、常駐職員が患者を管理しサポートできるよう保障するべきだ。

 

市長の意見

先週の金曜日までの段階でアンティオキア県南西部の感染は27ケース報告されている。

各地のリーダーは観光者や外部からの訪問者を厳しく取り締まっており、ウイルスが侵入しない様、また感染者がでてもそれを拡散させないよう努めている。

その為、リーダー達の収穫計画における役割は重大なのだ。コーヒーピッカーを出入りさせているのは彼らだからである。

コーヒー生産者委員会の代表は、彼の見解ではどの市長も地元の経済を担っているコーヒーの収穫に反対を意は示してはいないと言う。

シウダーボリバルのマウリシオ・マルケス市長は、この地域の経済は完全にコーヒーに依存していることは否定できないと述べ、その為ピッカーの派遣を妨げることはできないと言う。

「時間はほとんどありませんが、感染指数の増加を防ぐための備える必要があります。」

べトゥリアのホセ・マヌエル・レマ村長は、経済を救う為にもコーヒーを摘まなければいけないと指摘。

「コミュニティの健康を守る為にも外部からの人を入れるべきではないという声も上がっているが、べトゥリアには13300人のピッカーが必要なのに対し、地元には7238人の人手しかないのです。」

更に農家たちは銀行に借金をしているので、収穫をしない農家など考えられないと付け加えた。

べトゥリアはその問題に対する独自の事務局を配置しているほどだ。

カルロス・グスタボ・キハノ氏はコンコルディアの市長だが、彼もまた外部からピッカーに賛成している。

「収穫は、各自治体の条件を考慮して準備し、コーヒー生産者連合会のが提示したルールに沿って宿舎を整備する必要があります。」

このコンセプトにはみんな賛成している。そしてその収穫は12億ドルに相当するため、他の選択肢はない。その額は様々な自治体の予算を合計した金額よりもずっと大きなものなのだ。

コーヒー生産者委員会のアンティオキア県代表アルバロ・ハラミージョは語った。

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