あけましておめでとうございます。
年越しそば食べたかったなぁ。
ガキの使い観たかったなぁ。
お雑煮食べたいなぁ。
おみくじ引きたいなぁ。
日本のお正月の雰囲気って結構好きです。
大好きな家族とあったかい家の中で一緒にテレビを観てのんびり過ごす。
最高じゃないですか。
コロンビアのお正月の雰囲気は日本とは異なります。
ということで、今日はコロンビアのクリスマスとお正月についてふれていきたいと思います!
クリスマス
コロンビアのクリスマスは12月7日に始まり、翌年1月6日まで続きます。
丸っとひと月クリスマス!!!
はじめてそれを知ったときは「さすがに飽きないのかなぁ・・・?」と思いましたが、
クリスマスのハッピーなムードがひと月も楽しめるのも結構良いものですよ。
ちなみに私が住んでいるアンティオキアは季節がなく1年中あったかいので、クリスマスでも半袖で過ごします。
今年はクリスマス感ないなぁと思っていましたが、きっとそれは気温のせい。
クリスマスソングが全くしっくりきませんでした笑
コロンビアはカトリック信者が多く、信仰が強い国として有名ですが、
最近の若い世代は案外そうでもないそう。
でも、コロンビアのクリスマスはやはり特別なようで、信仰云々関係なしに一年を通して一番大事な行事と言っても過言ではありません。
では早速、この1ヶ月のうちに行われる行事をざっくり見ていきましょう。
12月7日 El Dia de Las Velitas(ろうそくの日)
コロンビアのクリスマスは正式にこの日の夜からスタートします。
12月8日はキリストの母である聖母マリアがその母聖アンナのお腹に宿った日とされており、
その日をお祝いするために12月7日夜から8日にかけて、家をイルミネーションで飾ったり、
道にキャンドルを置いて灯りを灯します。
この日から街は一気にクリスマスムード!
近所の小さな公園ですら、なばなの里レベルにキラキラになります。
これを一ヶ月毎日やるって、電気代どれくらいかかるんだろう・・・
私が住んでいるアンティオキア・メデジンのライトアップは世界でもトップレベル。
12月頭にペルーに行った時、ペルー人に「どうだ!南米のクリスマスはレベルが違うだろ!」と言われましたが、
コロンビアからきた私は「うーん・・・そう?」って感じでした。
日本と比べれば確かに大規模なんですけど、何か物足りない・・・
どうやらコロンビアで感覚が麻痺してしまったようです。
12月16日 la Novena de Aguinaldos
Novena(ノベナ)とはラテン語で「9つの」を意味します。
『12月16日から24日までの9日間、家族や友達の家に集合し祈りを唱え、クリスマスの歌を歌います。
そして行事の後にはブニュエロとナティージャを食べます』というのがネットの情報。
ブニュエロ:小麦粉とチーズ(ケソコステーニョ)を混ぜ、揚げて作ります。

ナティージャ:トウモロコシの粉、きび砂糖、ココナッツ、シナモンを混ぜて作るプリンのようなお菓子。シナモンがアクセントになっていて結構お腹にたまるお菓子です。(写真coming soon…)
でも実際大人だけでノベナをやる家庭はそこまで多くないらしく、一般的には子供のイベント事だそう。
町内の子供たちを集めてみんなでお歌を歌って、お菓子を配るというのがよくあるノベナだそうです。(側からみるとまるで子供会)
この時に歌う歌はヴィジャンシーコと呼ばれ、イエス誕生を待ち望む様子が歌詞になった歌です。
コロンビアではコロンビアのヴィジャンシーコがあるらしいですよ。(この国、音楽のバリエーション豊富すぎ)
この日にペセブレと呼ばれるイエス誕生をモチーフとした飾りを飾るそう。

↑コーヒーを焙煎してもらった家に飾ってあったペセブレ。
12月24日 クリスマスイヴ
クリスマスイヴは家族で集まって食事をします。
七面鳥を食べたり、お外でBBQをしたり、食事の内容は家庭によって様々。
フィンカを借りてそこでみんなで過ごす家族も少なくないらしいですよ。
先ほど登場したブニュエロとナティージャも欠かせません。
クリスマスディナーと聞くと、大きなテーブルを家族で囲んでワイン片手におしゃべり、みたいなイメージですが、コロンビアは全然違います。
コロンビアには「12月の音楽」と呼ばれるジャンルがあり、
クリスマスイヴの夜はその12月の音楽を爆音で流し、みんな歌って踊ります。
踊り疲れたらアグアルディエンテというコロンビアのお酒をショットでぐいぐい飲んで、再び踊ります。
これ、いつまで続くと思います?次の日の昼前くらいまでグダグダ続くんです笑(家庭によりけり)
12月25日 クリスマス
コロンビアではプレゼントをくれるのはサンタクロースではなくて、ニーニョへスス(子供のイエスキリスト)です。
子供たちは25日に日付が変わった時、もしくは25日の朝にプレゼントを開けます。
プレゼントは日本の様に寝ている間に枕元に置くか、ツリーの木の下に置くのが一般的。
25日まで飲んで踊って過ごしたクタクタの酔っ払い達は、この日はゆっくり家族と過ごします。
お昼はサンコチョと呼ばれるチキンスープを飲むそう。二日酔いには良さそう。
1月6日 Dia de los Reyes Magos
コロンビアのクリスマスの最終日です。
東方三博士がキリストに贈り物を持ってやってきた日ですね。
アルレックス曰く、この日は家族で川やプールへ行くそう。なんでだろう?
しかもサンコチョ持参で。謎は深まるばかり。
ちなみに今年の1月6日は日曜日なので、7日が祝日になりまーす。
クリスマスはざっとこんなところです。
24日と25日に恋人とデートしたりケーキ食べたりする日本とは大違いですよね。
年越し・お正月
クリスマス、むっちゃ長くなりました。丸1日掛かりで書いてます。誰か褒めて・・・
コロンビアの年越しもやることはクリスマスとそこまで変わりません。
ブニュエロとナティージャ食べて、飲んで歌って踊ってです笑
年越しはクリスマスより大騒ぎらしく、街は酔っ払いでごった返し、あちこちで喧嘩が始まったり、
女性は一年を振り返って感情が高ぶってわんわん泣いたりするそう・・・
「ザ・ラテン!」って感じですね笑
日本人が年越しそばを食べる様に、コロンビアでもいろいろな風習があるので紹介します。
ぶどうを12個食べる
スペイン人はテレビで放送される鐘の音に合わせてぶどうを口に入れるみたいですが、
コロンビアは特に鐘の音とかないらしいです。
年が開ける前に「ぶどう食べるよー!」って感じで食べるそうですよ。
人形を燃やす
アルレックスの家族に今年燃やした人形の写真を送ってもらいました。


がっつり燃えてますね笑
人形の中身はバナナの皮だそうで。
12月31日から1月1日に変わるタイミングで燃やします。
この人形の名前は「アーニョビエホ」。意味は「古い年」。
前の年にあった悪いことを、新年を迎えるにあたってなかったことに?します。
こんだけがっつり燃やすと火事の原因にもなるので、実は人形を燃やすことは現在は禁止されているそう。
でも、田舎の方では今でも行われています。
スーツケースを持って町内を徘徊する
かなり謎です。
アルレックスはやってる人を見たことないらしいですが、一応コロンビアの風習だそう。
これをするとその年はたくさん旅ができるそうですよ。
コロンビア人、家族旅行好きだもんね。
終わりに
軽い気持ちでコロンビアについて紹介しようと思ってたのに、調べたらたくさん伝統が出てきてこんなに長くなってしまいました。
今日は元旦で畑仕事はおやすみなのでブログを書き溜めようと思ってたんですが、もう寝る時間なので諦めます笑
コロンビアのホリデイシーズン、いかがだったでしょうか?
家族の絆が強く、人生楽しまなきゃ損損!の国民性が非常によく現れていると思います。
個人的に素敵だなと思ったのは、コロンビアにはたくさんの歌があるということ。
12月の歌、クリスマスの歌、クリスマスの子供の歌、年末の歌・・・
ひと月でこれだけのジャンルがあります。
しかも、みんな全部知っていて歌えるんです。
私も覚えてみんなと一緒に歌いたいなぁ。
ちなみに私たちはパーティや大騒ぎが苦手なのでクリスマスも年越しも何もやりませんでした笑
せっかくコロンビアにいるので来年はパーティ行ってみようかな・・・。
コメント
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