「コーヒーが好き」という方はたくさんいらっしゃると思いますが、コーヒー豆がどう育つのかをよく知っている方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか?
今日はそんなツウでもあまり知らない(であろう)コーヒーのトリビアをご紹介します。
コーヒーがなる木の正式名称は”コーヒーノキ”
コーヒーは木になる赤い実だという事はよく知られていますが、その木の正式名称はご存知ですか?
なんと、”コーヒーノキ”です。そのままですね笑

コーヒーの花の寿命は3日

コーヒーの花はこんな感じの真っ白なお花です。
ジャスミンの香りがして、ずっと見ていたいほど綺麗ですが咲いている期間はたったの3日。
儚い命です・・・
ちなみに花が散った後、実をつけるのに約半年かかります。
結構コーヒーができるのって時間がかかるんですよ。
コーヒーの収穫時期は年1、2回
コーヒーは一年を通して採れるものではありません。
時期によりますが、基本的には年に1、2回です。
一年中コーヒーが飲めるのは、収穫時期にたくさんとって保管しているから。
なのでひょっとしたらあなたが飲んでいるコーヒーは2年前に収穫されたものかもしれませんよ。

定期的に根元から切り倒す
コーヒーノキって、放っておくとどんどん伸びていきます。
上の方に実がなっても収穫しづらいですし、栄養が分散してしまうので7、8年に一度根元から切り倒します。(カットバックと言われています)
切り倒すとまた新たに枝が伸び始め2年後には元通りに実をつけます。

コーヒーノキは直射日光に弱い
コーヒーといえば中南米。
中南米といえばトロピカルな気候。
コーヒーノキは太陽の陽をいっぱい浴びるに違いない!
と、私も始めは思ってました。
実際コーヒーノキは直射日光に弱く、コーヒーを育てる際は影を作るために他の木も一緒に植えるのが一般的なんです。
意外ですよね。

コーヒーは山の斜面で育つ
これは場所によりますが、コロンビアではほとんどの農園が山の斜面に木を植えています。
平地の農園の場合は機械を使用して収穫する事が可能ですが、斜面では機械が入れないため収穫は全て手作業になります。
場所によっては崖のような斜面に植わっている事もあり、収穫作業はとても大変で時に危険を伴います。

収穫時期はたいてい雨季なので地面が濡れている事がほとんどですが、腰にバスケットをつけて作業するため足元が見えず滑って転倒する事も珍しくありません。
終わりに
いかがでしたか?
日本では栽培風景はあまり見る事ができないので、コーヒーは黒い豆の状態しか見た事ない方も少なくないと思います。
でもコーヒーってフルーツ。農作物です。
黒い豆になる前にいろいろなストーリーがあるんですよ(=゚ω゚)ノ
このブログを通してコーヒーをより身近に感じていただければ嬉しいです。

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