前回に続き、カッピング講習の様子をレポしていきます。
1・2回目の講習の様子はこちらから↓
第3回 香りについて
3回目はまずはじめに「Factor Rendimiento(生産性係数)」について勉強しました。
これは1袋分のコーヒー豆の重さを、その袋に入っている質の悪い豆の重さで割って出た数字のこと。
数が小さい程質の良いコーヒーで、80台だといいコーヒーです。
ちなみにコロンビアでは92.8から93くらいが平均値だそう。
話を聞いた後にグループに別れました。
講師から豆が入った袋を渡され、重さを計ります。

その後、欠陥豆を取り除き、先ほどの生産性係数を計算します。
私たちが出した数字は76。
そんな数字は通常ありえないんだそう。
まぁ練習だからね(・ω・)


前回の復習も兼ねて、悪い豆を原因別にカテゴライズしました。

休憩を挟んで、今回の本題「香り」についての講習が始まりました。

講師が匂いのする瓶をランダムに生徒に嗅がせ、「何の匂いだと思う?」と質問していきます。
アルレックスは何度かこの講習を受けているのでだいたい分かる様でしたが、知識ゼロの私はバターの匂いのところを「なんかウイスキーみたい・・・」と言ってクラス全員に大爆笑されました笑
その後スライドで匂いの種類を勉強し、いざ実習です。
匂いのカテゴリーは4つあるので、4つの島を作りグループに別れます。
それぞれの匂いの瓶には数字が書いてあり、各番号の数字の匂いを当てましょうというゲーム。

これがめちゃめちゃ難しくて、とても盛り上がりました。
他の講習生と交流もできてとても面白かったです。
コーヒーのプロになるためには「コーヒーいい匂い」では済まされません。
小さな違いに気づける様になるには、相当鼻のトレーニングをしなければいけないそうですよ。
第4回 香りについてとカッピングの基礎
第4回は鼻のトレーニングから始まりました。
香りの神経衰弱です。

アルファベットが貼ってある香りの瓶と同じ香りの瓶を探すと言うゲーム。

配られたプリントで指定されたアルファベットの香りも当てなければなりません。
みんな必死で同じ香りを探します。

ただ自我が強い人が多く(主に女性)、瓶を複数独占して離さなかったり、同じ香りが見つかるまで瓶をキープしてしまう人もいて、なかなか上手く同じ香りを見つけることができませんでした。
こんな時はコロンビア人は「ちょっと貸して」とか「◯番持ってる?」とか気軽に声をかけれるのですが、日本人の私にはハードル高すぎでした・・・
ジムでも日本のジムは張り紙やルールがいっぱいですが、コロンビアのジムにはそんなのないんですよね。みんな自分たちでコミュニケーションとって解決するので。
ゲームが終わったら答え合わせ。

「全問正解だった人ー?」「はーい」
なんか学生時代に戻った気分でした。
あ、ちなみに私は2、3個しか当てられませんでした笑
後半はついにカッピングの基礎知識。
全8回のカッピング講習が折り返し地点にきて、やっと初めてカッピングについての講習でした。笑
それだけ奥が深いってことですね。
焙煎するタイミング、水の温度や量などなど。辞書で引きながら一生懸命メモをとりました。
実は今回の講習の時、ストレスのせいか胃の調子がすこぶる悪かったので、カッピングの実践がなくて本当によかったです・・・
次回はきっと実践が始まると思うので、胃の調子を整えて挑みたいと思います・・・!

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