またご無沙汰になってしまいました。
今日は久しぶりにコーヒーの話をします⊂(^ω^ )⊃
相変わらず雨季から開けないので雑草が生えるスピードが早く、アルレックスは草刈機が手放せません。
私は収穫期がひと段落したので、メンテナンスを中心に作業しています。
コーヒー生産と聞くとコーヒーを摘んでいるだけのイメージがあるかもしれませんが、このメンテナンスが次の収穫期のコーヒーの質と畑の将来を大きく左右するんですよね。
今行っているのは枝の剪定作業。具体的にどんな作業なのかお見せしたいと思います(`・ω・´)
誰の役にも立たないと思いますが、コーヒー栽培にはこういう作業もあるんだなぁと思いながら読んでいただければと思います!

今、うちの畑のコーヒーはこんな感じでなっています。きれいな黄緑色〜
コーヒーチェリーって、一回実がなった場所には2度と実がつかないって知ってましたか?
なので枝から更に枝をつけたり、枝を更に長く伸ばして実をつけようとします。




↑これ、通路から撮ったんですけど、もう道が見えないでしょ?生い茂った枝で完全に塞がれています。
こうやって長い枝が上から下までわさわさなっていると、草刈るにも収穫するにも邪魔なんです。
この枝の欠点は作業の効率が落ちるだけではありません。枝が生茂ることによって風通しが悪くなり湿気が溜まりやすくなります。湿気はサビ病をはじめとする病気の大きな原因の一つとなるので、風通しは健康な木を育てるためには不可欠となります。
次に木の成長。この時期肥料をあげるんですが、この栄養を枝を伸ばしたり新しく生やすために使ってしまって、効率的に実に栄養が届かなくなってしまうんです。新しい枝にぎゅうぎゅうに実をつけるのに肥料の栄養を使って欲しいので、古い枝はそういう意味でも邪魔になります。
なので生産性のない枝はチョキチョキ切ります。


一本一本、木と向き合う時間。この木元気ないなぁとか、この木は良い実つけるなぁとか、日本に輸出するような農園の農園主の多くは畑に入りませんが、私たちは自分たちのコーヒーというからには責任を持って自分たちも畑に入り農園の状態を知りたいと思っています。
チョキチョキチョキ…

↑剪定するとこんな感じになります。下の部分がすっきりして風通しが良くなりました。
ではさっきボーボーで道が見えなかったところはどうなったでしょうか。


どうでしょう。すっきりしたでしょ?
地味な作業ですが、こういう細かい手入れが美味しいコーヒーを作るのです⊂(^ω^ )⊃
通路もすっきりしてかなり作業がしやすくなりました!
さて、今日はこんなところで。
NewsWeek日本版のWorld Voiceでもコロンビアについてのブログを書いているのでぜひ見てみてくださいー(^ω^)https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/matsuo/
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