先月、コーヒー畑の一部の木を切り倒しました。

平地に見えるけどムッチャ急斜面です。ここで切ったコーヒーの木は家を建てる時に使う予定。
せっかく育ったのに切るなんてもったいない!と思う方も多いと思いますが、ちゃんと理由があります。
なぜ木を切るのか
実はコーヒーの木って5〜7年おきに切ってあげる必要があるんです。
コーヒーの木は放っておくとどんどん背が高くなります。
大きくなりすぎると単純に収穫しづらいんですよね。
うちのコーヒーピッカーのマリオは私より背が低いですし。
上の部分だけ切ればそれでいいのですが、木は上にいくほど新しいので、
その方法だと若い部分だけ切り落として、古い部分が残ることになるんです。
何度も実をつけては収穫してを繰り返してる枝は、実つき方も悪くなるので根元から切るわけです。
また実をつける始めるまではだいたい半年かかります。
半年でどれくらい育つのか
こちらの写真は1枚目の写真の向かいにあるコーヒー畑。
このエリアの木は半年前に伐採済みです。
新しく葉っぱをつけて腰くらいの高さになりました。

コーヒーの木を剪定しよう!
新しい枝をたくさんつけたコーヒーたち、このまま放っておくとボウボウに育ちます。
枝がたくさんあるのはいいことですが、ありすぎると葉っぱで陰ができてしまって結果的に実が育たないんですよね。
また、コロンビアのコーヒー畑は急斜面にあるため、収穫作業をする際に木に掴まって身体を支えてよじ登っていきます。
正面に向かってい生えている枝は、下に向かって力が加わると折れやすいです。
なので作業者が誤って正面に生えている枝を掴んで転落してしまうのを防ぐために、それらの枝もこの時に切っておきます。
用意するのは

ハサミとノコギリ。あとは虫除けも忘れずに。
なるべく両サイドの枝を残しつつ変な方向に生えている枝を落としていきます。
Before↓

After↓

写真だと分かりにくいけどだいたいこんな感じです。
↓外観Before

↓外観After

うーん・・・ちょっとすっきりした?笑
枝は3本選んで残すんですが、もう結構実をつけてしまっている枝も多く、選ぶのが大変で切り落とすのにもなかなか勇気がいりました・・・!

作業中ニーニョは炎天下の中ずっと近くで待っててくれました。
なんて健気なんでしょう。。。
一方トビーは・・・

・・・この子には何も期待はしてないです笑
作業終了
昨日と今日の朝ご飯前と、今日の午後、がっつり作業してやっと終わりました。
炎天下かつ急斜面での作業はかなりハードです。
畑の中に所々あるみかんの木。糖分と水分補給には最適。

(奥に写ってるのが切り倒したコーヒーの木。早く家作りたいな)
日本にいる時は毎日飲んでいたコーヒー。
自分が生産する側になって、その大変さをひしひしと感じる日々です。。。

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