コロンビアといえばコーヒー。
コーヒーの生産量は世界第3位で、ひと月に農協に納められるコーヒーの量はなんと約100〜140万袋(60kg/袋)。
それだけのコーヒー生産量を誇るコロンビア。
『朝は必ずブラックコーヒー。おいしいコーヒーがとれる国なんだから砂糖やミルクをいれるなんて邪道でしょ?』
と思っている方は多いと思います。
とあるテレビ番組ではコロンビア人は料理にもコーヒーをいれると紹介していました。
実際にはどうなのでしょうか。
今日は「コロンビア人とコーヒー」について書いていこうと思います。
朝食と一緒にコーヒーを飲むの?
朝はコーヒーでシャキッと!という日本人は多いと思います。
私も日本にいたときは毎朝必ずコーヒーを飲んでいましたし、飲まないとその日一日そわそわするくらいに習慣化していました。
でもこちらに来てみて、朝食時にコーヒーを飲む人は少ないように思います。
私が住むアンティオキア県の田舎の農家の典型的な朝食は
アレパ、野菜入りスクランブルエッグ、田舎チーズ、アボカド、丼いっぱいのホットチョコレート
といった感じ。

これは私がパートナーの実家にホームステイしていた頃の朝食。
ホットチョコレートの日が大半でしたが、写真のようにアグアパネラ(黒糖水)の日もありました。
日本ほど朝食のお供にコーヒーを飲む人は少ないように思います。
ブラックで飲むの?
ブラックで飲む人もいますが、「コロンビア人だからブラック」ということはありません。
ミルクをいれる人はあまり見かけませんが、砂糖を入れないと飲めない人は多いです。
というのも、コロンビアの一般家庭で飲まれているコーヒーは輸出の基準をクリアできなかった安価なコーヒーが多く、あまり美味しくありません。
その為、砂糖をいれて飲むことが習慣になっており、ブラックで飲むことに抵抗がある人が多いのです。
「生産国だからみんなおいしいコーヒー飲んでいる」というのは間違いなんですよ。
ただ『コロンビアではいいコーヒーは全部輸出されて、現地の人はおいしいコーヒーが飲めない!かわいそう!』というのも正しくありません。
独自のブランドを作り、おいしいコーヒーを輸出せず、国内のカフェやスーパーで販売したりしている農家は多いです。
ただ良いものはそれなりに値段が高いので、コーヒーにこだわりのある人しか買いません。
日本でもそうですよね。
コロンビア人はたくさんコーヒー飲む?
全日本コーヒー協会のホームページでこんな資料を見つけました。

国別の一人当たりのコーヒー消費量のデータです。
見ての通り、日本人のコーヒー消費量はコロンビア人を上回っています。
日本人のコーヒー好きはコロンビアでもかなり有名ですよ。
いつコーヒーを飲むの?
私は日本では、朝コーヒーを飲み、仕事の合間にちょくちょく飲み、仕事終わりにカフェに寄って飲み、寝る前に飲むといった感じでした。
飲み過ぎですね笑
個人的に、日中一息つきたい時や誰かとお話しする時に飲む傾向があると思います。
基本的にせかせかするのが嫌いなコロンビア人。
やる事とやる事の間に一度心を落ち着かせるためにコーヒーを飲んだりします。
また、おしゃべり好きなコロンビア人。
家族や友人と話し込むときもコーヒーは欠かせません。
一日の摂取量は人それぞれですがせいぜい1、2杯ではないでしょうか。
終わりに
今日はコロンビア人とコーヒーについて書きました。
新しい発見はありましたか?
コロンビアにおけるコーヒーって、日本で言うお茶と似ている気がします。
日本を代表する飲み物に関わらず、お茶を収穫したことない人、茶畑にすら足を踏み入れたことがない日本人はたくさんいるのではないでしょうか。
コロンビア人も同じでコーヒーの知識が全くない人はたっくさんいるんですよ。
ちなみに今回書いたことはあくまで私の感覚の話。
コロンビアは県民性豊かなので、もしかしたら私の住んでいるアンティオキア県の外では全く違うコーヒー文化があるのかもしれません。。。
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