さて、アナフィラキシーショック事件もまだひと段落していませんが、コロンビアで縮毛矯正をしたのでレポします。
結論をいうとサービスは最悪でした(^ω^)
ラティーナは髪が命
南米女性、特にコロンビア人女性はとても美に対する意識が高く、おしゃれに余念がありません。
整えられたまっすぐなストレートヘア、綺麗に塗られたネイルはもはや常識。
その為、わたしが炎天下での農作業で痛んだボサボサの髪で街に出かけると、夫の家族から言いづらそうに「ねぇ、毛先少し切ってみたら?」なんて言われたりw
もともと私の髪は天然パーマで、13歳の頃から年に1、2回縮毛矯正をかけ続けています。
こちらに引っ越してきてから、コロンビアの美容院を試す勇気がなかったのですが、そろそろ自分でもこのボサボサ加減は流石にやばいだろと思い始めたので意を決してトライしてみることにしました。
南米で縮毛矯正可能?
できます!
こちらではブラジルの製品を使用している美容院をよく見かけます。
縮毛矯正専門サロンもたくさんありますよ。
サンドラシエラ
今回予約したのはSandra Sierra Alisadoという縮毛矯正専用美容院。
コロンビアに22店舗をかまえる有名チェーン店です。

3月はID番号の一番最後の数字で割引きが適用されるというキャンペーンをしていました。

お店の評価もまずまずの様なので行ってみることに。
見た目は普通

彼の実家から近いことから、庶民エリアのショッピングモール内にある店舗に予約を取りました。
開店後一人目の客だったのか、店内はまだエンジンがかかっていない様な感じ。
従業員はみんな受付の椅子に座ってだるそうに携帯をいじっており、レセプションの女性は不機嫌そうに電話で話していました。
「あなたの髪の毛は硬くて長くて多いから3〜4時間くらいかかるわね」との事だったので、夫には彼の実家で待っててもらう事に。
施術は『まじかよ』の連続
まずシャンプー台に通され、シャンプー。と思いきや水がポタポタとしか出ない。
他のスタッフが洗面器に水を汲んできて、それを頭にかけてシャンプーしてもらいました。
耳にめっちゃはいってくるけどそれはまぁ想定内。
シャンプーが終わったらペーパータオルでキュッキュッと拭いて椅子に案内されます。
そこで渡されたマスクと水で濡れたビッチョビチョのペーパータオル。

そして膝に置かれた扇風機。

すっげー無愛想な姉ちゃん2人によってガサツに髪の毛を乾かされます。

回る椅子がまっすぐの状態を保てるわけがなく左右に揺さぶられます。
半乾きになったところで手早くブロッキングされ、一番初めの薬剤を塗っていきます。
おーなかなか薬きついなと思いましたが時すでに遅し。耳周りがブロッキングガチガチでマスクをつける隙がありません。
しかもマスクと一緒に渡された濡れたペーパーの使用用途がわからない。
マスクと一緒につけるのか?でもマスクと一緒につけたらバカにされるんじゃないか。
頭の中で色々な考えが巡ります。
色々考えた結果マスクをつけるのは諦めました(^ω^)
愛想のいい店員さんなら質問できるものの、ここのスタッフみんなくっっっっっっそ態度悪い。
コロンビアって比較的みんな感じいいイメージだったけど、コロンビア中の無愛想の女をこの店に集結させたレベル。
チキンハートな私は黙っている事で精一杯(^ω^)
まぁ我慢できるだろうと思っていたんですが、薬剤を塗り終わってドライヤーをかけ始めた時に、熱に反応して薬剤がかなり強い刺激臭を放ち始めたのです。
もう鼻と目が痛いのなんの。
しかも根本にガンガン熱風当ててくる!
膝の上で扇風機回ってるけど、これ熱いと感じた所に各自あてるシステムなんかな?
頭皮が焼けるのを感じながらzenの精神で心を無にし、時が過ぎるのを待ちます。
なんかドライヤー当ててる髪の毛からもくもく煙でてるし。
燃えるんちゃう?
さぁ一通り全体を熱風で炙ったら今度はアイロンの出番です。
アイロンは地面に直置きで温められていました(^ω^)
「深く腰掛けて背中を椅子にぴったりあてて下を見てください」
椅子に高さ調整機能なんて付いていないのでスタッフの言う通りに下を向いたり耳を押さえたり浅く座ったり、客もなかなか忙しいです。
流れで予想してましたが、アイロンも容赦なく肌に当ててきます。
しかもキューティクルの向きなんて無視。
前後左右にアイロンを動かします。
そこで一人のスタッフが作業中のスタッフのお昼ご飯の希望を聞きにきました。
「えーサンコチョにしようかなー。でも昨日もそうだったしなー」
その間アイロンの手は止まっています。
ちょ!髪の毛焦げるんだけど!!!
…と言えるわけもなくもうどうにでもなれって感じ。
しばらく時間を置いて薬剤を洗い流し、2番目の薬剤をつけます。
そう、いままでの地獄の工程をまたやり直し。
1回目のドライヤーで火傷した頭皮にベチャベチャ薬剤を塗っていき、さらにドライヤーで火傷させられるという拷問。
アイロンまで終わったところで「毛先切りますね、こちらにどうぞ」と入り口付近に連れて行かれます。
椅子があったので座ったら「え、立ってください」と。
まさかのスタンディングスタイル。
切りそろえてくれるのかと思いきや本当に先っちょだけ切って「con gusto(どういたしまして)」とぶっきらぼうに言い残して去って行きました。
え、終わり?(゜ω゜)
液を塗ってアイロンをされた鉄板みたいな髪の毛のまま終了。
レセプションに行きお会計。220000ペソ。
6000円くらい。
まぁ安いけどさ。
それにしても代償はでかすぎたわ。

不機嫌なレセプションにシャンプーとハンドサニタイザーをもらい、ふらふらの状態で店をあとにしました。
クレームをいれてみた
マスクをつけなかったことが災いし、その日一日中鼻の奥を刺すような痛みと、玉ねぎを切ったときのような目の痛みに苦しみました。
次の日も体調が優れず農作業はお休み。
お問い合わせに、されたことを全部書けば何かしら対応してくれるんじゃないかと思い、whatsappからメールを書きました。
施術が雑だったこと、マスクの説明がなかったこと、火傷したこと、薬剤のせいで体調が優れないこと。
片言だと舐められると思い夫に文章を書いてもらい送ってみました。
返ってきた返事は「ok!周知しておくね!薬は多分大丈夫っしょ。気になるならシャンプーすれば?」
以上。
もう二度と行かねぇ…
夫には「分かんなかったり不快だったらちゃんと言わなきゃだめだよ!ここコロンビアだよ!」と怒られました(^ω^)
おっしゃる通り。
いい勉強になったとともにもっとしっかりしなきゃなぁと思った1日でした。
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