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コロンビアの変わった時間の感覚。

コロンビア

今日はコロンビア人の時間の感覚についてお話しします。⚠︎あくまで私個人の意見です。

コロンビア人の時間の感覚は日本人と少し違います。

これを理解していないと、「またドタキャンされた!」と毎回コロンビア人に腹をたてることになります。

「郷に入っては郷に従え」というようにコロンビアにいる間はこの時間の感覚を身につけておきましょう。

 

Ahoraは今じゃない

スペイン語を勉強している方ならご存知かと思いますが、

Ahoraは辞書上では「今」という意味です。

でもコロンビアでは多くの場合「今」を意味しません。

例えば、

“Cuando desayunamos??”-「いつ朝ご飯食べる?」

という質問に

“Ahora”と答えると、それは「あとで」を意味します。

 

コロンビアに来たばかりの時、ホストマザーに

「いつご飯食べる?」と聞かれてお腹ペコペコだったので、

今食べたいという意味で”うーん、Ahora!”と行ったら2時間後にご飯がでてきたことがあります。

こちらにお越しの際は注意してください笑

今欲しい時の正しい回答は”Ya(ジャ)”です。

 

「明日行くね(明日行くとは言っていない)

意味がわからないかもしれませんが、本当これなんです。

彼らが「明日これをやろう」「来週行くから」というのは、いつかそれをしたいという気持ちがある、という宣言に過ぎません。

『「明日行くから」と言ったのに来ない』を3回目くらい繰り返してやっと来ます。

来客があるからと部屋を掃除したりお菓子を準備したりしても無駄に終わる可能性が高いので注意しましょう。

日本では何時に行くからと言われたらその時間ぴったりに来るし、なんなら「今この辺だからあと◯分で着くよー」とか知られてくれる人もいますが、こっちでは「朝に行く」「昼過ぎに行く」くらいのざっくり加減です。それどころか朝に行くって言っておいて夕方に突然来たりもします笑

なんとなく疲れてる、その日になったものの行く気にならない、他に楽しそうな用事ができた、などの理由でキャンセルしますし、キャンセルの旨も連絡してこないことがあります。

 

私の体験談ですが、メデジンにいた頃ジムのトレーナーに「明日仕事が終わったら映画に行こう」と誘われました。

その人はいつも8時に仕事が終わるので、予定を入れずに支度をして待っていたのですが一向に連絡が来ません。

メールを送っても返事が来ないので、事故にでもあったのではないかと心配していたら9時半頃に

「どうかした?さっき偶然友達に会ったから一緒にご飯食べてるよ」

と返事が来て私大激怒。

でも向こうはなぜ私が怒っているのか全く理解できていませんでした。

「自分から映画行こうって言ったのに何ご飯食べてんの?!」

「だって友達に会ったんだもん!」

「はぁ!?約束したじゃん!」

「だから友達に会ったんだってば!」

の繰り返しで会話がかみ合わず。

怒った私は連絡先を全部ブロックしてあれから一切連絡をとっていません笑

でも今思えばこれってこちらでは普通のことなんですよね。

「明日映画行こう」は「近いうちに君と映画に行きたいと思っているよ」に過ぎなかったのです。

 

この感覚に慣れたのはアルレックスと住むようになってからです。

友達に「明日の朝遊びに行くよー」と言ったアルレックス。

次の日の11時になっても出かける気配がありません。

「行かなくていいの?」と聞いたら「いや、今日はやること多いから」と。

一度や二度ではなくて毎回こんな感じです。

友達も特に「来ないの?」と連絡してくることもありません。

なぜならこれがよくある普通のことなので、迎える方も特に構えて待っていないのです。

 

コロンビア人は嘘つき!??

言ったことを達成しない、という意味では嘘つきになるのかもしれません笑

でもこちらではこの時間の感覚が当たり前なので、誰もイライラしませんし、誰も損しません。

逆に『日本人が時間に細かすぎる』可能性もありますよね。

25秒前に電車が発車したことに謝罪したり、電車が遅延したらクレームが起こってしまう日本。

ストレス溜まりませんか?

コロンビア的時間の感覚で過ごした方が、穏やかな毎日を送れるんじゃないかと最近思っています。

(大幅な遅刻やドタキャンはさすがに日本ではできませんけどね)

 

 

すべてのコロンビア人が遅刻魔というわけではありません。時間を守る人も大勢います。

ただこのような時間の感覚を持った人も一定数いますよ、という話でした。

コメント

  1. […] […]